米のスペシャリスト

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山尾さん
献上米をつくる篤農家

神に認められし献上米を作る篤農家さん

万葉集にも詠まれた天香久山のふもとで、農薬や化学肥料を使わずにお米づくりを。
奈良県橿原市下八釣町は、大和三山 天香久山の北側に位置し、村内には浄土宗八釣山興福寺、神武天皇縁の式内神社で土の神様を祀る畝尾坐健土安神社が有り、今も昔ながらの祭事が執り行われている農村地帯。山尾さんは十数年前から家業の農家を引き継ぎ、年々環境や食そして米の栽培方法など疑問に感じる事柄が増え、試行を繰り返し、農薬や肥料を使わない栽培方法にたどり着いた。今では神武天皇への献上米や、橿原神宮への奉納米づくりも。
山尾さんの自然栽培のお米を取り寄せるファンも多い。
山尾さんのお米はヒノヒカリとこしひかりがメインで、ヒノヒカリは「コシヒカリ」と「黄金晴」の交配によって生まれ両方の長所をもらった特色として、コシがあり、冷めても美味しく召し上がれる良質なお米だ。肥料といっても、育苗中にぼかし肥料(有機JAS規格に適合)を使用されているが、田植え後は稲わら・レンゲの漉き込みだけ。まさに自然栽培といってもいいレベルで栽培されている。山尾さんのお米が食べたいとファンも多い。
現在は「八釣山」特別栽培米生産し、そのノウハウは高波動米に受け継がれる。
JAならけん橿原営農経済センターの協力のもと、特別栽培農産物「特別栽培米」の確認を受け、平成25年から本格的に米農家として「八釣山」特別栽培米生産している。事務所を開業、翌年には橿原市認定農業者、奈良県エコファーマーに認定され、令和4年2月には有機JAS認証を取得。下八釣町、香久山地区の皆様の協力を得て、環境保全型農業に取り組んでいる。