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注連縄作り

注連縄(しめ縄)とは


注連縄とは、稲作を中心とした農耕社会を象徴とするものであり、稲穂は食料としてだけでなく、神聖なものとして信仰の対象でもあった。

米を収穫した後の稲藁は、収穫後の余剰物ではなく、生命力の象徴として重要視され、稲藁から作られる注連縄は、田んぼや家屋に神様を迎える神物として飾られるようになっていく。


古代日本では、自然界のあらゆるものに神様が宿ると考えられた「アニミズム」という思想があり、注連縄は、その「神聖な場所」を明示するための目印であったのだ。

また、神道において注連縄は、清浄(けがれを除く)と結界(神聖な領域を区切る)の象徴として使われており、神社の鳥居や本殿、御神木にも注連縄が巻かれている。

注連縄の由来

注連縄は、その場所が神聖であることが示され、「しめる」という語源には、「境界を定める」「制限をかける」という意味があることから、神聖な空間を俗世から守る役割を持つとされている。


そのため、祭祀では、注連縄を用いて「収穫の感謝」や「来年の豊作祈願」にも活用されることから、古来日本の文化で、最も神聖な象徴の一つとして扱われてきたのである。

玄関の注連縄

日本の正月には、玄関に注連縄を掛けることで、年神様を迎え入れる習わしとして飾られる日本古来の伝統文化であり、新年を迎える象徴である。

収穫した稲藁を編み、結び、縁を結びながら注連縄を作成することで、来年の豊作を祈願し、厄除けを願うとともに、新しい一年を無事に迎える準備を整えるものである。

このように、注連縄には様々な活用方法と込められた想いがあり、日本伝統文化の一つとして、重要な役割を果たしている。

初の注連縄作り

今回、滋賀県から注連縄作りの先生を愛知東郷町までお招きして、自分たちの育てた稲藁で注連縄を創造させて頂いた。

この注連縄作りを最後に、今季の稲作行事「2024年のミッション」を無事にコンプリートしたのである。


自ら注連縄を手作りすることで、日本人が代々受け継いできた伝統文化や精神、そして稲藁一つ一つの特性や個性を強く実感する。

また、作った注連縄には稲藁たちの魂が宿っており、それは稲自体の持つ生命力や個性、更には自分たちを司る霊的存在(魂)が反映されているようにも感じられる。

三つの注連縄

今回は三つの注連縄を創り、三つとも形や雰囲気が異なり、個性が際立っていた。

稲藁の個性が見えることで、日本の伝統文化に触れる素晴らしい機会となっただけでなく、稲藁の活用方法が多岐にわたることにも驚かされた。

参加者たちは「こうやって作るのか」と新しい体験に感動しており、米農家だからこそ実現できる注連縄作りが、東郷町諸輪から広く発信されていく未来を感じる瞬間でもある。

高波動米の注連縄が多くの人々に届くことで、稲魂が宿る注連縄が全国各地に広がり、新たな調和や人類の豊かさ、そして心の平和へと繋がる。

注連縄は「守るゲート」でもあるからこそ、その存在によって新たなご縁や厄除けがもたらされ、人々の心の平安が守られると感じる。

家や町、更には神社仏閣など、多次元の拡張や新たなレイヤーの確立を促すものとなり、今回の注連縄作りの経験は、至極貴重であり、学びの多く記憶に残る一日となる。

ありがたき幸せ、感謝

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