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注連縄(しめ縄)奉納

12月21日冬至を「新たな年の始まり」として、重要視する文化や古代から続く暦がある。

一年の中で最も昼が短く夜が長い日であり、太陽が力を取り戻す転機とみなされる「冬至点」

この冬至点を境に、太陽の日が延びていくことから「太陽の復活」を意味するため、光と生命の再生を象徴し、古代エジプト文明やメソポタミア文明など、冬至は「特別な意味」を持っていたのである。

また、古代中国文明では、冬至は「陰が極まり陽と生ず」重要な日とされ、新しい生命の兆しを意味しており、チベット暦でも「年の変わり目」と意識され、日本古来の文化では、「一陽来復」として捉え、新たなエネルギーの流れの機会だと、古くから節目として大切にされてきた。


古代の文明や文化から見ての通り、冬至というのは、一年の節目の瞬間であるのだ。

冬至が明けた次の日(元旦)こそが、「新たな始まりとして重要な日」であると捉えており、その日に「注連縄(しめ縄)を奉納」させて頂いた。

169年続く歴史に新たな瞬間

今回注連縄を奉納させていただいた、私の生まれ故郷であり、田んぼの氏神様でもある「諸輪御嶽神社」だ。

今季2024年の稲作神事を執り行わせて頂いた田んぼで育った稲藁を活用して、手作りで創作し、奉納させて頂いた。

諸輪御嶽神社の新しい年を迎えるにふさわしい注連縄二つを輪にして飾り、両輪の象徴である「諸輪」を注連縄で創造する、169年続く歴史を新たなに彩る瞬間となったである。

参拝される方々の誰もが通る神社の入り口に、新たな高波動注連縄(諸輪ver)が設置されたことで、諸輪御嶽神社の歴史が新たな一歩を踏み出した。

そのような歴史を飾る記念すべき日に、遠方より参列していただき、奈良吉野に在する龗太鼓の代表である久保金也氏が太鼓の奉納と祝詞の奏上して頂いた。その際の太鼓の音色が、神宿る魂の響きを奏でており、その場にいた者の魂を震えさせたのだ。

200年の吉野杉で作られた太鼓の音色は、木の魂宿る迫力と魂に響く音に満ちており、太鼓の持つ力強さと霊性の高さを体感したのである。

歴史を振り返る

思えばちょうど一年前(2023年の冬至)、なんとなくみかんを届けるために諸輪御嶽神社にご挨拶したことをきっかけに、新しいご縁を頂き、人類のルーツであると言われる「愛智神話」を聴く機会をいただいた。

愛智神話を通じて、諸輪御嶽神社の歴史やその凄さを深く知ることとなり、自分が生まれた故郷の歴史が深いということを知るのだ。


そして、ちょうど一年後となる2024年12月22日、自らで育てた米の稲藁を用い、自らの手で編み上げた注連縄を奉納させて頂いたことは、濃密な一年間を過ごしてきた証であり、自分の歩んできた軌跡から成長を感じる瞬間でもある。

2023年 みかん→2024年 注連縄

未完成(みかん)の状態から、自分軸や覚悟が締められた(注連縄)
諸輪の大地に根を下ろして、新たな始まりを歩んできた一年の軌跡を考える

人生のストーリーは様々なことがあるが、目に見える形の歴史は、共有される人が多ければ多いほど、より色濃く鮮明に記憶されていくのだと、体感する日でもある。

毎日が新鮮で、日々の積み重ねが歴史の一部となっていると感じており、一年前の瞬間を鮮明に覚えているからこそ、この一年間でどれだけ進化し、成長したのかを振り返ることができるのだ。

新たな歴史を創り、自らの覚悟が形になった注連縄までの軌跡と共に、新たな太陽の復活である一年の始まりに強く感謝したい。

今日まで多くのご縁をいただき、様々な出来事から成長し、沢山の仲間と共に「冬至」を迎えることができたことは、何よりも喜ばしく、自分の周りには愛溢れる人々が存在してくれていることを深く実感し、心から感謝の念を抱く。最大の感謝を込めて。

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