稲藁茶

藁にも縋る想いで辿り着いた導き
米と共に成長する稲藁の極意

稲藁茶の飲み方&感想

稲藁茶とは何か。

稲藁茶とは、稲藁を細かく切って煎じたお茶のことだ。

米ができるまでの工程をざっくりまとめると、種籾→苗→稲→稲穂→種籾→玄米(or 白米)が一連の進化の流れである。

稲穂から「米の源となる種籾」を脱穀(稲穂と種籾を分けること)したのが「稲藁」であるため、米と共に稲藁も立派に成長してきた、まさに縁の下の力持ちなのだ。

普段食している米ができる過程で、米と共に成長してきた稲藁にもかかわらず、基本的に田んぼに還すか、藁焼きなどに活用される以外、活用方法がほとんどない。

一つあるとすれば、神社や玄関に飾る注連縄である。

何か活用方法はないのか、何か面白い文献はないのか、など色々探した結果が、ある一つの実例の載った文献に遭遇する。

それが肝硬変の方が「藁にも縋る(すがる)」想いで稲藁を煎じて茶として飲み続けて、肝硬変から奇跡の復活を遂げた実例があったのだ。

その実例に基づいて、深掘りしていくと、稲藁の持つ力は、肝臓に効果的だということが見え始めて、実際に飲んでみたのである。

そしたらなんと、甘い!!

煮だせば煮だすほど甘みが増してくるこのだ。米の持つ甘みは、稲藁を通じて促されることからも、自然の理にかなった体感をしたのである。

更に、稲藁茶を試しにご近所さんに(75歳を超える方で、幼少期からずっと米農家の方)お届けして、飲んで見てもらったところ、約50年間、稲作に携わっているが、稲藁茶を飲んだのは初体験だと感動しており、味の甘みにも感動されていた。

また、高波動米「くまみのり」を生み出した種の研究機関である、自然研究所の方にも「稲藁茶」の報告したら、飲んだことがないとのことであり、長年稲作に従事している人ですら、体験したことがない出来事であったのだ。

意外と、米の活用は多岐にわたるが、米が獲れた後の「稲藁の活用法」はほとんど知られていないのである。

【おいしい飲み方】

水の入った土瓶 or やかんの中に、そのまま細かくしたを入れて頂き、沸騰させて少し煮だす。

少しに煮だしたら、火を止めて稲藁の甘みが染み出るのを10-20分ぐらい待つ。
(個人的な好みにもよるため、火を止めた後の待ち時間は、好みに合わせて)

1番煎じ、2番煎じ、3番煎じ
と、水を付け足しながら、半日から1日ほど染み込ました方が、より甘みが出てくるのも稲藁茶の特徴である。

個人的には、一番煎じをした後に、水を付け足して1日寝かした稲藁茶が、甘みも味わいも堪能できるためオススメだ。

煎じているときに土瓶から湧き出る「湯気の匂い」も稲藁の芳醇な香りが何とも贅沢で、たまらない笑