BLOG

活動報告

  1. HOME
  2. ブログ
  3. 活動報告
  4. 2023年 10月22日 収穫祭

2023年 10月22日 収穫祭

2023年 収穫祭

2023年10月22日 収穫祭を終えてまず感じることは「今日までの日々、すべてが報われた日」となったのである。

収穫祭に来ていただける60人以上の方々が、稲刈りをしやすく楽しく過ごせるように、様々な段取りや準備を行い、やれるだけの手を尽くした

収穫祭までの一週間は、圃場内の水を捌けるために水路を作り、水が溜まりやすところを把握してバケツで水をかきだす

来ていただく方々のために少しでも刈りやすくするには、地面が固まることが条件であるからだ。そのために全力を尽くした一週間であったが、人生とは面白いもので、収穫祭の二日前に突如降り出す局所的な大雨

無情にもこの雨で、一週間かけて水を抜いた功績は、まさしく水の泡となる。
しかし水を抜くために全力を尽くした過程の出来事は、師匠の米農家さんと共に、また強く成長させていただいた良き経験だ。

その他にもハザ掛けを作るために、竹を切り、収穫祭で収穫した稲たちを干すハザ掛けの場所を作るために、人生初の稲刈りを行う。

覚悟の瞬間


半年間、手塩に掛けて育てた稲穂たちを一番最初に「稲刈りを行う瞬間」が、生涯忘れることがない出来事となったのだ。

多くの時間を費やしてお米作りをしたこの半年間の集大成である「収穫」
凛と佇む稲たちの姿はなんとも愛おしく、そして美しい。ここまで育てた愛情や熱い想いがあったので、稲たちを刈るのに覚悟が必要だったのである。

この時、「半年間、自分なりに全力を尽くして育ててきた結果がこの込み上げる熱い想いと覚悟なのだな」とも感じた。

その証として、最初の一刈り目を行うまでに、圃場をぐるぐる回り、ここまで育ててきた期間を走馬灯のように想いにふけた
自分が稲作に従事して、お米作りを手作業で行うとは、今までの自分では全く想像していなかったからこそ、熱いものがこみ上げる。

また、現実で起きていることが事実であり、これが人生の面白さでもあると改めて感じさせくれる経験だ。

収穫祭当日

ついに待ちに待った収穫祭当日。
山梨からお越しくださった、不二阿祖山太神宮の方々。
来ていただいた方々は総勢60人以上。
頼んだお弁当は54個。
東は神奈川、西は大阪からと、全国から沢山の方がお越し頂いた収穫祭。

皆様方にこの場を借りて改めて感謝を申し上げます。

収穫祭を無事に迎えられたことは、この日まで毎日をしっかりお米作りと向き合い、そして御田植祭に来ていただいた方々と共に手植えで行ったからであり、多くの人の支えのおかげで辿り着いた日である。

御田植祭で皆様と共に手植えをしたからこそ、最後まで手を抜かずに育てることができたのだ。
自分一人だけでお米作りをしていたら、どこかで妥協したり、このくらいでいっか、と少なからず思う部分があるはずだ。
誰かと共に行うからこそ、責任感が生まれ、最後まで手を抜かずにやり切れるのだと、御田植祭から収穫祭を通して、学ばせて頂いた。

収穫祭の参加者の皆様の中で、初めて稲刈りする方も居られて、子供たちも含めて終始楽しそうに稲刈りやハザ掛けをしている姿を見て、心の底から喜びの感情が湧き上がった。

当日は秋晴れの気持ち良い大快晴にも恵まれ、記憶に残る新たな一ページが刻まれた。
そしてお米の成長と共に、「自分が一番成長させて頂いた」と強く感じる瞬間でもあえう。

そして前回行った御田植祭の反省点を活かした、段取りやスケジュール管理など、スムーズに収穫祭を終えられたことも当日を振り返り感じた良かった点であり、次に活かす点も見つかったことも大事な学びだ。

多くの人たちに支えられて「収穫祭」があり、お米作りの楽しさも喜びもそして大変さも、全部含めて「感謝」に変わる、生涯残る何にも代えられない一日であった。

最大の感謝を込めて。ありがとう。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

関連記事