御田植祭&収穫祭

伝説の始まり
神様宿る田んぼへ

「御田植祭」

山梨県にある不二阿祖山太神宮の斎官様を愛知県東郷町諸輪までお招きして、神様を田んぼに宿す神事である「御田植祭」を執り行わせて頂く。

稲作とは、どれだけ生産者が手を尽くしたところで、太陽が照り、雨の恵みや風などの自然の恩恵がなければ、稲たちが成長することができないのだ。そのため、生きとし生けるものを代表して、神様との共作である「稲作」を神事として扱うのである。

不二阿祖山太神宮

不二阿祖山太神宮とは、山梨県の富士山の表鬼門となる北東側に位置しており、「元主一大御神(モトスハジマリノオオミカミ)」様を祀る唯一の神宮である。元主一大御神様とは、アメノミナカヌシ様(八百万の神々の頂点に立つ神様)を生んだ神様であり、宇宙の根源の神様と言われている。

神様が宿る御神田へ

神事によって、田んぼに神様を降臨させ、神様の宿る「御神田」へとお導きいただき、「神様と共に稲作をさせていただく=神農法」ということになると、斎官様にご教授を頂いた。

御田植祭では、神様降臨の儀から始まり、田の神様を田んぼに迎え入れて、参加者の皆様と共に素手で田植えを行う。時代の変化と共に素手での田植えをする機会が少なくなってきているからこそ、多くの方が裸足で田んぼに入り、アーシング共に大地を感じて、茶碗一杯までにたどり着くまでのプロセスを堪能するのだ。

まさに「地球と共に生きる」を体感する出来事であり、また子供たちは田んぼを走り回り、心行くままに御田植祭を堪能して頂くのである。

総勢50名以上の方々が東郷町諸輪に

2023年の初年度から総勢50名以上の方が全国からご参加下さり、地球を感じて笑顔が溢れる一日を過ごしていただいたのである。

以下 2023年 御田植祭

収穫祭

御田植祭に続き、山梨からお越しくださった不二阿祖山太神宮の方々や東は神奈川県、西は大阪府からと、全国から総勢60名以上の方がお越し頂いた、2023年の初収穫祭。

収穫祭は、御田植祭に参加いただき、共に植えたことで稲作の最後の瞬間「収穫」を迎えられる歴史的な日だ。また、太陽の光や水、風や土など、自然の恵みがあるおかげであり、一年の感謝の気持ちが溢れる神事である。

半年間の覚悟と想い

御田植祭から収穫祭までの半年間、丹精込めて育てた稲穂たちを参加者の皆様と共に刈り取り、そして竹で作ったハザ掛けに一束ずつ丁寧に掛けていった。

収穫祭の参加者の皆様の中で、初めて稲刈りする方も居られて、子供たちも含めて終始楽しそうに稲刈りやハザ掛けをしている姿があり、心の底から喜びの感情が湧き上がる。

共存共栄

誰かと共に行うからこそ、責任感が生まれ、最後まで手を抜かずにやり切れるのだと、御田植祭から収穫祭の一年を通して、学ばせて頂いた。

想像を絶するほど自然農法での米作りが大変であることも、身をもって体験した一年であり、多くの人たちに支えられて辿り着いた「収穫祭」がある。米作りの楽しさも喜びもそして大変さも、全部含めてすべてが「感謝」に変わる、生涯残る何にも代えられない一日である。

以下 2023年 収穫祭

御田植祭&収穫祭に関わった全ての人たちへ最大の感謝を。弥栄