
第2回 草取り祭
第2回草取祭を無事に開催することができた。
今回は家族連れを含む総勢15名ほどの方々が参加し、皆で田んぼに入り、和やかな雰囲気の中で自然と触れ合い、草と対話しながら「生きるとは何か」という本質に立ち返る時間となる。
田んぼと一体になる体験
御神田の草取りは、参加者が夢中になって語り合いながら取り組んだ結果、気づけばすっかり終わっていた。水に触れ、大地に触れ、自然と繋がることで、自分自身の「あるべき姿」に立ち戻る。参加者一人ひとりが、自らの価値観や考え方を見つめ直すきっかけになったように感じる。
自然と関わり、土に触れることで、自分たちは地球の恩恵の中で生かされていることを実感し、それは「自分にとって、地球にとって、最善の生き方とは何か」を考える貴重な機会であり、草取りはまさに「農業の学校」そのものである。
ある親子連れの参加者から「この時間は学校での学びよりもはるかに深く、生きることに真剣に向き合える大切な時間だった」との声をいただいた。これは主催者としても大変ありがたい言葉であり、自然の中で学ぶことが本来の人間のあり方であることを再確認する実感でもあった。

分かち合いと喜び
今回もドローンによる空撮が行われ、草取祭の様子がプロモーションビデオ(PV)として形になるとともに、「田んぼに入れてよかった」「草取りが楽しかった」といった感想をいただけるのは、嬉しいお言葉だ。
さらに、きゅうりやパイナップルを持参してくださったご家族もおり、参加者同士で分かち合う時間が、より豊かに広がっている。
草取りの後は皆でモーニングへ。田んぼでの余韻を味わいながら食事を共にし、新しい農法への想いや米づくりの本質について熱く語り合う時間となった。一人ひとりが大地と繋がり、米づくりや地球環境を感じ取ることで、人生をより豊かにしていく、それこそが米農家に課せられた使命であると感じている。
草取りは「田んぼの学校」
普段田んぼに入る機会のない人々が、このような体験を通じて自分自身や地球と深く向き合うことができる。その体験こそ「自分はどう生きたいのか」「なぜ地球に生まれたのか」を考える契機となる。
ただ「自然から教わったこと」を伝えること、来てくださった方がそこから何かの気づきを得て、人生をより豊かに生き、やがて周囲に良い影響を与える。そのような循環は、地球の喜び循環そのものであると感じるほど。
偶然のような必然
人生に起こる全ての出来事は一見偶然のようでいて、すべては導きであり、必然の如く起きてくるからこそ、人生の面白さなのである。
本当に「何が起こるかわからないチケット」が常に手元にあるのだと、草取りを終えた後、ネパール人を助ける場面に遭遇したのだ。笑




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